シンガポールのオフィスビルガイド:Asia Square(アジア・スクエア)
更新日:2024.06.04
OFFICE NAVI SINGAPOREは、シンガポールのシェアオフィスに特化したオフィス検索サイトを運営しています。 コラム記事「シンガポールオフィスガイドシリーズ」では、シンガポールの建物事情にご興味のある方向けに、オフィスビルを紹介していきます。 今回ご紹介するのは、SDGsの先駆け「Asia Square (アジア・スクエア)」です。
目次
Asia Square(アジア・スクエア)の概要とアクセス
Asia Squareは2棟のタワーから構成されていて、Tower 1 は 2011年に竣工、Tower 2 は 2013年に竣工されました。
金融地区に位置しており、Downtown MRT駅から徒歩2分、Marina Bay MRT駅から徒歩6分です。
五つ星ホテルである「The Westin Singapore」をはじめ、ジム、クリーニング店、レストランやバーなどの施設が備えられており、とても機能性の高いオフィスビルとなります。
サステナブル建築の設計が特徴
サステナブル建築設計の先駆けとして知られているAsia Squareは、
省エネルギー設備と緑化された空間の導入によるエネルギー効率と居住性の向上に注力していて、
BCAグリーン・マーク・プラチナ賞やLEEDプラチナ認証など、複数の賞も受賞しています。
<補足>
◇BCAグリーン・マーク・プラチナ賞(BCA Green Mark Platinum Champion Award)とは?
シンガポール建設庁が設定した基準に基づいて、環境性能が特に優れた建築物に授与されるものです。
◇LEEDプラチナ認証(Leadership in Energy and Environmental Design)とは?
米国グリーンビルディング協会によって設立されたもので、環境およびエネルギー効率が非常に高いと評価された建築に与えられる最高ランクの認証です。
具体的にどういう設備や取り組みがあるのか、ご紹介します!
屋上発電設備
アジア・スクエアの屋上には、太陽光発電と、CBDエリア(中心業務地区)で初めてのバイオディーゼル発電プラントが設置されていて、
標準的な商業ビルに比べて、約「35%のエネルギー」と約「40%の水の消費」を削減しています。
<補足>
◇バイオディーゼル発電プラント(bio-diesel generating plant)とは?
植物油や廃油などのバイオディーゼル燃料を使用して電力を生成する設備です。
これは再生可能な資源を利用し、化石燃料に比べて二酸化炭素の排出を削減することができる環境に優しい発電方法の一つです。
ファサード(建築物正面のデザイン)とビル管理システム
建物のファサード(外観)には、高効率の二重ガラスを使用されており、遮熱に貢献!
また、建物全体には先進なビル管理システム(Intelligent Building Management System)と人感センサーが設置されており、占有率や使用状況に応じて照明レベルを調整しています。
そのほかにも、空調ユニットから回収した水の再利用や、エレベーターカーの動きからの発電などの取り組みが挙げられます。
The Cubeと呼ばれる広場
自然光の活用も重視しているアジア・スクエアは、「The Cube」と呼ばれる約 9,290 平方メートルにわたる屋根付き公共空間を有しています。
ランダムなパターンの正方形のスカイライトを介して自然光が差し込む空間になっており、
オフィスワーカーがランチを食べたり、交流の場として使用されています。
余談ですが、The Cubeでは不定期でイベントが開催されます。
この日は、ファーマーズマーケットが開催されていました!
お仕事の日にでもちょっとした楽しみがあるのはうれしいですね!
オフィス・タワー
43階建てのTower 1 と46階建ての Tower 2 に分かれています。
Tower 2では、いくつかユニークな特徴があります。
たとえば、自然光をたっぷり取り入れるために、床から天井までの窓がたくさん設置されていて、オフィスが明るくて開放的!
業務効率も上がるし、働きやすい環境です。
また、異なるフロアのチームが容易に連携できるように、フロア間にインターオフィス階段が設けられている場所もあるんです。
最先端の空調システムや高効率の空気清浄装置も完備しているので、オフィスの中はいつも質の高いな空気で満たされていますよ!
そして、自転車通勤の方には嬉しい自転車置き場もバッチリ整っています!
エコで健康的な通勤を考えている方にはピッタリですね。
このオフィスビル内には、みずほ銀行や三井物産電力事業株式会社などの日系企業をはじめ、
Amazon、KPMG、オーストラリアのウエストパック銀行など、世界的に有名な企業がオフィスを構えています。
ホテル:The Westin Singapore
シンガポール国内で、初めてオフィスビル内に開業したホテルは、Asia Square Tower 2 内にある5つ星ホテルThe Westin Singaporeです。
CBDエリアに位置していますので、出張で訪れるビジネスパーソンにとってピッタリ!
マリーナ湾を一望できるオーシャンビュー、屋外インフィニティプールやジムもホテル内に備えていますので、旅行の滞在先としても間違いないでしょう。
<補足>
インフィニティプールとは?
水面が周囲の景色と一体化しているデザインのプールのことです。
マリーナベイ・サンズの屋上にあるインフィニティプールが代表的です!
商業施設
そして、Asia Squareのもう一つの特徴は、約600席がある広々としたフードコード(Food Garden)!
ベトナム料理、日本料理、韓国料理、中華料理やファーストフードなど、迷ってしまうほど種類が多いんです。
お昼時間になると、混むこともありますが、その時はテイクアウトして屋外の広場で楽しめます。
また、フードコードだけではなく、CBDエリア最大のジムPURE Fitnessもビル内にあります。
お仕事終わってすぐに運動にいけるので、フィットネスを重視している方にとってはとても嬉しいですね!
Asia Squareにあるシェアオフィス
いかがでしたか?
環境に配慮した最先端のハイグレードビル、選択肢が多いフードコード、リフレッシュができる広場や交通アクセスがいい立地などなど。
Asia Squareを魅力的に感じる方向けに、おすすめのシェアオフィスを1つ紹介します。
The Work Project : Asia Square Tower 2
金融地区Marina Bayエリアに位置する高層ビル「Asia Square」内のシェアオフィスです!
Shenton Way MRT駅直結徒の為、雨の日でもご安心して通勤頂けます。
世界的な植物学者パトリック・ブラン、および韓国のアートギャラリーHuueによってデザインされた内装デザインは 各所に芸術性を感じます。
特に本物の植物を使用したウォールグリーンは圧巻です!
詳細は以下リンクよりご確認いただけます!
The Work Project – Asia Square Tower 2(https://www.office-navi.com.sg/office/1689/)
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当社オフィスナビは、2002年の設立以降、日本でオフィス仲介業に取り組んできました。
そして、初めての海外拠点として、2024年にシンガポールに進出いたしました。
シンガポールのシェアオフィスを多数ご紹介可能ですので、お気軽にご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
当社情報
・社名:OFFICE NAVI SINGAPORE PTE. LTD.
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・住所:Level 39 Marina Bay Financial Centre Tower 2 10 Marina Boulevard Singapore 018983