シェアオフィス体験レポート:エンタープライズ企業特化のシェアオフィスCsuites
更新日:2024.09.04
OFFICE NAVI SINGAPOREは、シンガポールのシェアオフィスに特化したオフィス検索サイトを運営しています。 コラム記事「シェアオフィス体験レポート」では、弊社社員の実体験をもとに、現地シェアオフィスの情報をお届け致します! 本記事では、エンタープライズ企業に特化したシェアオフィス「Csuites」の体験レポートをお届け致します! それでは、Csuitesの詳細とその魅力をお楽しみください!
目次
いざ出発
エンタープライズ企業に特化したシェアオフィスCsuitesは、
Paya Lebar MRT駅から徒歩約5分程の場所にある複合施設「Paya Lebar Quarter 3」内にあります。
Paya Lebar MRT駅は、CBDエリアから少し離れた場所に位置していて、MRTで約15分の距離にあります。
補足:Paya Lebar(パヤレバ)エリアについて
Paya Lebarエリアの開発プロジェクトは、シンガポールのマスター・プラン(Master Plan)で提案されいて、「第二のCBD」として注目を浴びているエリアです。
「人のウェルビーイング向上」というテーマを主に、近年開発が進んでいます。
なお、マスター・プラン(Master Plan)は、10年~15年を期間としたシンガポールの都市開発計画です。
Paya Lebar MRT駅のE出口から出ると、広場が目の前に広がり、そして広場を囲んでいる両サイドの建物はそれぞれ、
ショッピングモールPaya Lebar SquareとオフィスビルPaya Lebar Quarter 1 ・ 2 です。
(出口Fからのほうが近いですが、この日は広場を通りたかったので、E出口から出ました)
Paya Lebar SquareとPaya Lebar Quarter 1 ・ 2 及び後ほど紹介するPaya Lebar Quarter 3 は、
オーストラリアの不動産総合会社Lendlease社によって開発され、現在Paya Lebar地区のランドマークになっています!
さて、本題に戻り、広場を通り抜けるとPaya Lebar Quarter 3 が見えてきます!
本日体験するCsuitesも、Lendlease社が設計・運営されていて、Paya Lebar Quarter 3 の4階と5階にあります。
Csuitesに到着
こちらは、Paya Lebar Quarter 3の入口です!
ロビーには、2台のパネルが設置されていて、自分の情報を入力すると、
アクセスQRコードがメールもしくはショートメッセージで届きます。
QRコードをフラッパーゲートにかざし、エレベーターに乗って5階に登ると、Csuitesの5F受付に到着です!
Csuitesの各スペースを詳しくご紹介する前に、Csuitesの概要と特徴を伝えていきます!
Csuitesの概要
Paya Lebar MRT駅付近にあるCsuitesは、オーストラリアの不動産総合会社Lendlease社によって手掛けられたシェアオフィスです。
Paya Lebar Quarter 3の4階と5階に位置し、主に50名以上のエンタープライズ企業に向けてプライベートオフィスを提供していますが、
イベント会場としてレンタル可能なスペースも複数あるので、セミナーや製品発表会、広告撮影地などとしてもご利用が可能です。
Csuitesの特徴
Csuitesの特徴は主に3つあり、「エンタープライズ企業向けのプライベートオフィスに特化している事」、
「充実したイベントスペース」と「メンバー限定のイベントを有する事」です!
エンタープライズ企業向けのプライベートオフィスに特化
Csuitesの最大の特徴となるのは、
50名以上のエンタープライズ企業に特化したプライベートオフィスを提供していることです!
さらに、ホットデスク、専用デスクやドロップインプランを設けず、
共有スペースはプライベートオフィス利用者のみと限定されています。
シェアオフィスでありながらも、より自社オフィス感のある空間でお仕事が可能です。
※50名より少ない場合でも空き状況に応じて相談可能です。
充実したイベントスペース
少人数の12名から90名まで、幅広い人数に対応できる会議室、イベントスペースが備えられています。
商品発表会、企業研修、セミナー、ポップアップストアなど、多岐にわたる活動の開催実績があります。
イベントスペースの詳細は記事の後半にご紹介しますが、
Csuitesにはイベント運営担当者も在籍しているので、アドバイスやサポートが必要な際でも安心です。
※イベント会場の詳細についてお気軽にお問い合わせください。
メンバー限定のイベント
(写真はCsuitesのFacebookより)
入居企業のメンバー限定のイベントが、定期的に開催されています。
運営者のLendlease社は、人々のウエルビーイングや持続可能な環境を重視されている企業で、
シェアオフィス内でも数々の取り組みが見られますが、イベントの開催もその一つで、
ヨガのワークショップやキックボクシングのセクションなど、健康的なイベントが多く開催されています!
※持続可能な環境を目指すための取り組みについては、後程ご紹介します!
Csuitesの詳細
ここまで、Csuitesの概要と特徴をお話しましたが、
ここからは筆者の感想を交えながら、各スペースをご紹介していきます!
共有スペース
Csuitesの共有スペースは、4階と5階の2フロアを占めていて、かなり広々としています!
何より、共有スペースはプライベートオフィスの方限定なので、
ホットデスクとドロップインのプランが無く、出社人数が多い日でも混んでいるという感覚にはなりません。
(外部のイベントがある際は一部の共有スペースと会議室が貸切になることがあります)
担当者によると、火曜日から木曜日は人が多い傾向があるそうです!
筆者が体験したこの日はまさに人が多いと思われる水曜日で、外部の方によるイベントも開催されていましたが、
混雑感はなく、和気あいあいとしたでした!
こちらは、共有スペース内の「カフェ」です。
パントリーでは、無料のコーヒーとお茶は提供されていますが、
それとは別に、カフェも併設されているんです!(別途費用となります)
4階と5階の2フロアを占める共有スペースですが、いくつかのエリアに分かれています。
今回は、筆者的に好きなコーナーをピックアップして紹介します!
こちらは、4階窓側に面しているスペースです!
柔らかい光を放つ丸いランプとライトブラウンの木製テーブルが温もりを感じさせるほか、
外の木が目に入るので、緑を見ながらリラックスして、作業できますね!
そして、以下も共有スペースにある一角ですが、
テレビを囲むようにソファが配置されており、仕事中のチームミーティング、
仕事後のリフレッシュなど、グループ活用に最適な空間となっています!
チームメンバーと一緒にこのスペースでスペース鑑賞できると最高ですね!
ビリヤード台とピンポンテーブル
こちらも個人的にお気に入りの共有スペースです!
ピンポンテーブル、ビリヤード台、テーブルサッカー台が備えられていて、
仕事の息抜きはもちろん、チームビルディングにも大いに役立つと思われます!
(用具も用意されています)
絨毯が敷かれているこのスペースは、ヨガワークショップの会場としても使われます。
共有スペースは、これだけではありませんが、本記事では、まずここまでの紹介とします。
続きまして、パントリーを見ていきましょう!
パントリー
こちらは、パントリーの一角の写真です!(パントリーは2箇所あります)
運営会社のLendlease社は、「持続可能な環境」をとても重視していますが、
その取り組みの一つとして、なんと!シェアオフィスのパントリーに、「持ち帰り用のタッパー」を用意しているのです!
(持ち帰り用のタッパー)
シンガポールは外食文化で、お昼ご飯と晩ご飯共に、持ち帰りをする場合が多いですが、
使い捨ての箱は別途料金がかかるほか、環境にもよくありません。
(QRコードでタッパーを管理)
そのため、Csuitesはタッパーを用意し、シェアオフィスのメンバーが使えるようにしているだけでなく、
タッパーの利用を促進するために、利用した度にポイントが貯まる制度にしているのです!
また、もう一つ触れておきたいポイントがあります。
それは、パントリーにある各社専用の収納です。(上記写真)
ほかのシェアオフィスではあまり見られない設備で、各社(各プライベートオフィス)には、
「スマートロック付きの収納」を一か所付与され、会社に置きたいお菓子、食料品などを自由に置くことができます。
プライベートオフィス
続きまして、プライベートオフィスのご紹介です!
Csuitesは50名以上の企業に特化したシェアオフィスを提供していますが、空き状況によっては、50名以下でも相談可能です。
オフィス内には多くの工夫が凝らされていて、細部にまでこだわりを感じることができます!
◆プライベートオフィス内に植物
共有スペースに植物を配置するシェアオフィスはよくありますが、プライベートオフィス内に植物があるのは比較的珍しいです。
植物を置くことで、室内空気の質を改善する効果があるほか、働く人の心を癒す効果も期待できます!
◆特殊素材の絨毯
特に人が多いオフィスでは、行き来する際にどうしても足音が気になります。
Csuitesオフィスに敷かれている絨毯は特殊な吸音素材で作られていて、ヒールを履いて歩いても音がほとんどしません!
このような設備があると、足音を気にせずに仕事に集中できますね。
◆空調設備
シンガポール国内のシェアオフィス業界では珍しい「ファブリックダクト」が使われています
(上記図の赤で囲まれている設備)
エアコンの風が効率的に全スペースに行き渡るようになるので、
特定の席に風が強く当たることが無いんです!とても助かりますよね!
フォンブース
次は、フォンブースの紹介です。
Csuitesのフォンブースには、席が二種類あります!
クイックのお電話だけされたい方はイスの無いブースを利用でき、
ノートパソコンが必要となるオンラインミーティングをされたい方はイスのあるブースを利用できます。
全てのフォンブースは、広さに余裕があり、居心地よく、ゆったりできます!
イベントスペース
続いて、Csuitesのアピールポイントの一つであるイベントスペースをご紹介します!
◆The Podium(ザ・ポディアム)
共有スペースの一つですが、イベント会場として利用できます。
24名まで収納が可能で、階段の先にはスクリーンがあるので、資料の投影が必要な場合でも問題ありません!
◆Events Hub(イベント・ハブ)
この会場はセミナーやカンファレンス、企業研修に最適です。
最大で90名まで収容可能であり、独立した3つの空間に分割することができるため、
予定される参加人数に応じてスペースを柔軟に調整することができます。
また、隣接する共有スペースと連結して、一つの大きな空間として利用することも可能です!
筆者が体験したこの日は丁度イベントが開催されていて、とても賑やかな感じでした。
主催者のMoNo.SGは、シンガポールの食品廃棄問題に取り組む社会企業で、
2023年もCsuitesでワークショップを開催されたのですが、今年もリピートして借りています。
会議室
Csuitesの会議室は少人数用から20名収容可能なものまで幅広く揃えられています。
各会議室の外には予約状況が一目でわかるディスプレイパネルが設置されていて、非常に便利です。
また、オンライン会議に必要なスピーカーやカメラも完備されているので、20名までの研修を手軽に実施することが可能できます!
その他スペース(ナーシングルーム、プレイヤールーム、救急処置室およびZenブース)
最後に、その他スペースを簡単にご紹介します!
◆ナーシングルーム(左)プレイヤールーム(右)
写真の左側に写っているナーシングルームは、ワーキングママに配慮して設計されています。
同時に3人が利用できる広さがあり、余裕をもって授乳やおむつ替えなどを行うことが可能なので、
働く母親たちが職場で快適に過ごせる環境が確保されています。
写真の右側に写っているプレイヤールームは、多様な宗教や信念を持つ人々への配慮して設計されています。
同時に2人が利用できる広さがあり、礼拝や瞑想などにご利用できます。
◆救急処置室(左)Zenブース(右)
写真の左側に写っている救急処置室は、急な体調不良や軽い怪我をした際に利用できる設備が整ったスペースです。
応急処置に必要な道具が備え付けられているので、何かあった際に安心ですね。
写真の右側に写っているZenブースは、瞑想や短時間の休息に最適なスペースです。
仕事で行き詰まった際、一時的に離れ、心身のリフレッシュを図ることができ、
ちょっとしたお昼寝で体力をチャージしたい際にもご利用可能です!
まとめ
いかがでしたか?ここまで、筆者の感想を交えながら、
エンタープライズ企業に特化したシェアオフィスCsuitesの概要と詳細を紹介させて頂きました!
物件について、以下ページからも確認可能です。
https://www.office-navi.com.sg/office/4104/
ご興味いただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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そして2024年、初めての海外拠点展開としてシンガポールに進出いたしました。
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